最近、中坊進二は茶殻自販機という存在を知りました。
この名称だけだと、茶殻を売る自動販売機だと勘違いしそうですが、
実際は「茶殻で作った自販機」になります。
売るのは普通のジュースで、外観の素材に茶殻が練り込まれているのです。
なかなか面白い取り組みだと中坊進二は思います。
茶殻自動販売機を作るようになった契機ですが、
茶殻の需要が減ったからになります。
今までは堆肥として茶殻を使っていましたが、
堆肥として使う機会が少なくなり、
このままではゴミになるしかありませんでした。
そこで他に有効活用はないかと研究を重ね、
茶殻リサイクル品として「茶殻配合シート」を作ることに成功したのです。
自動販売機の表面にこのシートを覆うことで、
温度上昇を10度も抑えることが出来ます。
普通の自動販売機は、夏日には表面温度が平気で60度を超え、
中のジュースを冷やすのに多大な電気を必要としていました。
しかし、この茶殻シートを導入することで、
その温度を下げることが出来るのです。
電気代を節約することはかなり重要だと中坊進二は考えます。
また、お茶特有の性質として抗菌作用もあり、
病院などでも導入が検討されているとのこと。
シート以外にも、サンダルやプランナー、名刺に封筒など、
色々なところで茶殻は注目されているそうです。
近い内に中坊進二が普段使っている製品にも、
茶殻が混ぜ込まれるようになるかもしれませんね。
茶殻入りの衣類とかいかがでしょうか?
茶殻はそのまま捨ててしまうことが多いです。
しかし茶殻は色々な方法で活用させることが可能です。
最もシンプルなのは、茶殻を食べることでしょうか。
中坊進二は浅草で「玉露」を飲んだことがありますがその際、
茶殻をポン酢で食べました。
食べた感想としては、かなり硬いホウレンソウのお浸しという感じです。
美味しいかどうかはかなり悩みますが、玉露の栄養を100%摂り込むのなら、
こうした使用方法もありと中坊進二は考えます。
その他の使用方法でしたら、消臭剤代わりに使うと良いでしょう。
しっかり乾燥させる必要はありますが、その後はガーゼなどにくるんで、
タンスや衣装ケース、下駄箱などに収納します。
茶殻が乾燥剤や脱臭剤の役割をしてくれますよ。
茶殻は抗菌作用があるので、シンクの殺菌にもオススメです。
マニアックな用途でしたら、タタミの上に生乾きの茶殻をばらまいて、
ほうきで集めるのも良いでしょう。
ゴミが取りやすくなりますし、茶殻の湿気がホコリを抑えてくれます。
ただし、タタミでしか効果がないので、
今のフローリング中心の住宅には難しいかもしれませんね。
中坊進二の家にはタタミがありますが、犬が粗相をするので、
全面に渡ってブルーシートを敷いています。
茶殻製品は現在、100種類もあるのですから驚きです。
茶殻入り段ボールはなかなか興味深いと中坊進二は思います。
そうした段ボールで運ばれるペットボトルのお茶は、
かなりユニークと言えそうですね。